2024年5月上旬にTHE TRAINERのInstagram上で実施したアンケートに関する考察していきたいと思います。
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【アンケート詳細】
質問内容：トレーナーのみなさんが自分に足りないと思っていることは？
回答期間：2024年5月8日～9日（24時間）
プラットフォーム：Instagram ストーリーズ
1位：テーピングなどの技術的な知識（44％）
得票が1番多かったのが、技術的な知識についてでした。Instagram上のコメントには「喋りながら巻いているのに速い」や「テープにしわが無く綺麗」などのコメントが寄せられていました。技術的な知識は実践的な要素の部分も多いと思うのでトレーナーとして必要な知識と捉えている方も多いのではないでしょうか。
また、テーピングなどの技術的な知識は「巻き方」などに代表される方法論は書籍などで入手できると考えられますが、具体的な巻き方の強度（テープの引っ張り）や傷害に対するアプローチの考え方など、経験則に基づく要素も多くあると推察されるので、1番にランクインしたと予想されます。
2位：筋肉・骨・栄養などの学術的な知識（27％）
2番目の得票となったのが「学術的な知識」でした。こちらも技術的な知識と同様で書籍などから入手できる情報ではありますが、学ばなければいけない範囲が膨大で、全てを学ぶことがそもそも大変であることは間違いありません。また、学術的な知識の取得は国内外の論文やポータルサイトでの情報収集が必要となることが想定されるため、学術的な知識の他にも外国語を理解するだけの語学力や、目的とするサイトへアクセスする為のリテラシーも必要になるので多くの方が課題に捉えているのではないかと考えられます。
3位：競技現場や指導現場での実践的な知識（20％）
3番目は「実践的な知識」についてでした。3月下旬に開催されたTHE TRAINER懇親会に参加されたあるトレーナーの方も話していましたが、専門学校や資格取得の際に学習はするが「実際に怪我をしたアスリートに対してテーピングを巻いたり指導したりすることがないのでその点に不安がある」と答えられたかたもいらっしゃいました。一方で、今回のアンケートにご参加いただいた方は実践的な経験よりも技術・学術の方がプライオリティが高かったということで、既に治療院や現場での実践的な知見を蓄積された方が多かったのではないかと推察されます。
4位：集客・マーケティングなどの知識（9％）
4番目は「集客・マーケティングの知識」でした。こちらのナレッジに関して多く得票されるのではないかと予想しておりましたが最下位という結果となりました。
こちらの知識に関しては、過去にも記事を掲載している通り様々な手法を用いて顧客・サービス内容・競合他社・価格設定等を分析し、提供するサービス内容や店舗を持つ場合の立地などを検討する材料になる一方で、スポーツトレーナーとしてのスキルを向上させることが重要と捉えられた方が多かったが故にこの順位になったことが考えられます。
≪過去掲載記事≫
・トレーナーに役立つ、マーケティングの基本知識。～３C分析編～
・トレーナーに役立つ、マーケティングの基本知識。～4P分析編～
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