桜の開花のたよりもちらほら聞こえてきて、卒業・入学シーズンに突入ですね。学生の方は進路について考えたり、新たな道に踏み出したという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、どうすればスポーツトレーナーになれるのかについてお伝えします。
スポーツトレーナーになるには知識と技術、そして信頼が必要
スポーツトレーナーは、アスリートが最高の状態で競技できるようコンディショニングしたり、ケガや病気からの回復期に必要なリハビリをサポートしたり、ダイエットや体を絞るためのプログラムを指導したりする言わばカラダに関するプロです。しかし、実はスポーツトレーナーになるためには、意外にも特別な試験や資格は必要ありません。
とはいうものの、カラダのしくみや機能、医学的な知識や応急処置の技術がなければ、人のカラダのコンディショニングはできません。現在活躍しているスポーツトレーナーのほとんどの方が、理学療法士や柔道整復師などの医療系の国家資格を所持しているのが現状ですし、国家資格ではありませんが、民間団体が認定するスポーツトレーナー向け資格「公認アスレティックトレーナー」や「認定アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)」などは、取得すれば専門知識をもっている証明にもなります。(※米国の「アスレチックトレーナー」は国家資格)
柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・理学療法士などの国家資格を取得するには4年制の大学か3年制の短大・専門学校で3年以上学んだうえで、国家試験に合格することが必須となります。
まとめ:国家資格や民間団体の資格取得を推奨
資格取得が必須ではないスポーツトレーナーへの道ですが、現実的には何かしらの資格が必要であるといえます。資格を取得する過程で得られる知識や技術はとても大きな力になるうえ、人のカラダに関わる仕事ゆえ、信頼の証にもなります。
実際に大手スポーツクラブでは、パーソナルトレーニングを指導する際には、資格保持者でなければ登録できないというケースがほとんどのようです。